先週、子どもの習い事の送迎で一緒になったママ友の美咲さんと、ちょっとした立ち話をしていたときのことです。
「最近、家計簿アプリ始めたんだよね」と美咲さん。
「えっ、家計簿?私も気になってたんだけど、めんどくさそうで…」と私が返すと、美咲さんは「私もずっとそう思ってたんだけどね、始めてみたら想像以上に良かったの!」と目を輝かせて話してくれました。
美咲さんの話を聞いて、私も思い切って家計簿をつけ始めてから3ヶ月が経ちました。正直に言うと、最初は「収支さえ合えばいいでしょ」という気持ちでいたんです。でも実際につけてみると、見えてくるものが全然違いました。
「ねえねえ、うちってコンビニでこんなに使ってたんだ!」
ある日の夕食後、家計簿アプリの集計機能を見て思わず夫に見せたときの言葉です。月に2万円近く、ちょこちょこしたコンビニ買いで消えていたんです。朝の缶コーヒー、お昼のお菓子、仕事帰りのアイス…一つ一つは小さな金額でも、積み重なるとこんなことになるんだと驚きました。
美咲さんも言っていました。「外食費が思ってたより全然多くて、びっくりしたよ。週末ごとに家族でファミレス行ってたら、そりゃ貯金できないわって」
これが家計簿をつける一番のメリットかもしれません。お金の流れが「見える化」されると、自分の消費行動のクセがはっきり分かるんです。
参考記事:クレジットカード利用分を家計簿に記録する最適なタイミングとは
家計簿をつけ始めて1ヶ月くらい経った頃、また美咲さんと話す機会がありました。
「記録つけるようになってから、買い物のとき一瞬考えるようになったんだよね。これ、本当に必要?って」
まさに私も同じことを感じていました。レジに並ぶ前に「これ家計簿に記録するとき、ちょっと恥ずかしいかも…」なんて思うと、不思議と無駄なものをカゴから戻すようになったんです。
特に変わったのが食費です。以前は「安いから」と特売品をたくさん買って、結局使い切れずに捨ててしまうことがよくありました。でも家計簿で食材の買い物を記録するようになってから、本当に必要なものだけを買うようになりました。結果として、食費が月に5千円ほど減ったんです。
「うちね、来年家族で沖縄旅行に行きたいんだけど、家計簿つけてたら計画立てやすくてさ」
これは美咲さんが最近言っていた言葉です。毎月の収支がはっきり分かると、どれくらい貯金に回せるかが明確になります。漠然と「貯金しなきゃ」と思っているだけより、「毎月3万円ずつ貯めれば、1年後には旅行代が貯まる」と具体的に考えられるようになるんですよね。
我が家も子どもの教育費について、夫婦でしっかり話し合えるようになりました。「今の支出ペースなら、学資保険にプラスしてこれくらい貯められそう」とか、「習い事を増やすなら、ここを節約しよう」とか、数字に基づいた会話ができるようになったんです。
これは意外なメリットだったんですが、家計簿を共有することで、夫婦でお金の価値観について話し合う機会が増えました。
「パパ、また仕事帰りにコンビニ寄ってたでしょ?」なんて、以前なら喧嘩になりそうな話題も、家計簿というデータがあると冷静に話せるんです。「確かに使いすぎてるね、気をつけるよ」と夫も素直に認めてくれるようになりました。
美咲さんのところも似たような経験があるそうで、「旦那が趣味にお金使いすぎてるって思ってたけど、実は私の美容院代の方が高かったの!って気づいて反省した」と笑っていました。
「でもやっぱり、毎日記録するの大変じゃない?」と別のママ友に聞かれたことがあります。
正直、完璧を目指すと続きません。私も美咲さんも、スマホの家計簿アプリを使っています。レシートを撮影するだけで自動入力してくれる機能があるので、買い物の直後にサッと記録。それだけで十分です。
細かい分類にこだわりすぎず、大まかなカテゴリーで管理する。たまに記録を忘れても気にしない。完璧主義にならないことが、続けるコツだと思います。
あの日、美咲さんとの立ち話がきっかけで始めた家計簿。今では我が家にとって欠かせないものになっています。
お金の流れが見えると、不安が減ります。「なんとなく足りない」「どこにお金が消えてるか分からない」というモヤモヤがなくなり、自分たちの暮らしを自分たちでコントロールできている実感が持てるんです。
子どもの将来のため、家族の夢を叶えるため。そして何より、安心して毎日を過ごすため。家計簿をつけることで、お金との付き合い方が確実に変わりました。
「来月からちょっと始めてみようかな」と思っているあなた。難しく考えず、まずは1週間だけでも試してみてください。美咲さんと私が実感したように、きっと何か発見があるはずですよ。